blue_wind_xx サンの所のトラックバック企画
[FF11]みんなで広げよう!妄想ヂカラの輪! に参加ヽ(´ー`)ノ
ネタ師としてコレに参加しない手はありません☆(謎) 結構長いですがご容赦下さい……しっかもテーマの『愛』が奥底の底の底の端っこ位にしかない気がしてきました……(-_-;;;)
エピローグ
LSの首領Oryo(ミスラ)とDymiss(ヒュム♀)とRiepon(タル♀)はもう付き合いの長い親友である。
お互い色々な事を話したし、決して表舞台では言えない様な事も話す仲である。 が、OryoはまだDymissとRieponに話していない事があった。
それは「自分がLS内で実は結婚していて 子供までいる」という事である。
いつ、どうしてこうなったかは彼女自身でも分からない。ただ一つの真実は まだ初期の頃Xyli(エル♂)を東サルタバルタの川沿いで拾ったこと、である(笑)
「ねね、Dymissっちゃん、Rieponちゃ。私ね?実はLSに子供がいるの…」
Oryoとその親友のDymissとRieponは他国バストゥークで いつもの様に井戸端会議に花を咲かせていた。(PT組んで) 話しの流れか、いつものノリか、イキナリそう告白するOryoに流石のDymissとRieponも動揺を隠せなかった。
Dymiss「えぇ~~?!! 誰よぉ?!!」
Oryo「ん?Xyli☆ 私があのコを拾ってきた、っていうのは知ってるわよね?」
にっこり(/smile)とDymissに微笑んで話すOryo。
「え?じゃぁ父親は?!w」
母親がいるなら 父親がいるのがほぼ当然の事だろう。
第1話は この女二人の会話から始まった……
(以後LS会話。場所は突っ込まない方向でw)
「じゃ、父親はXyli本人に聞いてみよっか☆」
そう言って Oryoは息子、Xyliに呼びかけた。
「Xyli~ Xyliぃ~~?」
「なーーにーーママぁ~?」
いつもの様に元気に母の声に答えるXyli。 長身で金髪のエルヴァーンが二人の前に姿を表した。
「だぁから!"ママ"っていうガラじゃないって言ってるでしょぉがっ!」
ベシっとXyliの頭を叩くOryo。つつましい親子の光景である。
「Dymissちゃん、Rieponちゃ、もう知ってる、とは思うケド このコが私の“息子”のXyli。」
Xyliは二人の顔を見て にっこりと微笑んだ。
そんなXyliの笑顔につられて二人も笑顔になる。
「Xyli、アナタのパパはだぁれぇ?(にっこり)」
自分の背中をポンっと叩いて答えを促す母にXyliは無邪気に微笑み
「ん? 僕のパパはー ア・ル・ス☆」
と楽しそうに答えた。
が
次の瞬間、
「お前を産んだ覚えはないっっ」
聞き覚えのある声が聞こえた。
3人が一斉に振り返った先にいたのは 金色の肩まで伸びた髪をなびかせて立っているヒューム…そう、Alsularnである。
今、父親であるAlsularnはハッキリと言いきったのだ。 Xyliを産んだ覚えはない、と。
「そんなっっ アナタじゃなかったとしたら、じゃぁ、Xyliは一体誰が産んだのよ?!!」
Oryo自身、Xyliを産んだ覚えはない。何故なら彼は彼女に東サルタバルタの川縁で拾われた子であったからだ。 しかしながら XyliはAlsularnを見るなり「パパ」と言ったのだ。 周りには他の男ヒュームもエルヴァーンもタルタルもいたというのに、だ。
だからOryoもXyliはAlsularnが産んだものだと思っていた。
しかし、その考えは今、断ち切られた。
Alsularnは遠い目をして言った……
「あれはOryoと出会う前だった……」
突然の夫の告白にOryoはショクを隠し切れなかった。
今まで信じてきた自分の夫に、実は隠し子がいたという事実の発覚。
それどころか Xyliを育ててきた今まで、1回もその事に触れなかった生活。
そしてXyliは他の女の子供である事を黙っていたという隠蔽……
Oryoはあまりの衝撃に声が出なかった。いや、“出せなかった”というのが正直な所だろう。
沈黙を破ったのはOryoとAlsularnが以前拾ったタルタル、Rieponである。
「私、Alsularnさんにだまされてました(TT)」
人を疑う事を知らない、純粋なRieponは涙を流しながら叫んだ。
「私、Alsularnさんを信じていたのにっっ(><) …………もう…もう何も信じられない!!」
「Rieponちゃ!!!」
そのセリフを聞いて思わずOryoは大声をあげた
「Rieponちゃ?!! “信じられない”、って、私をも信じられないの?!」
ガッチリとRieponの肩を掴んで、じっと目を見てOryoは問いただした。
「いいえ…Oryoさんは信じますっ」
涙を流しながら、そして小さい肩を振るわせながら それでもハッキリとした口調でRieponは言った。
「Rieponちゃん、あたしはー?」
隣で心配そうに様子を見ていたDymissも問う。
「Dymissさんも信じますっっ」
「やり~~☆」
ほっと安心して指を鳴らすDymiss。
自分の言ったセリフにハっとして Rieponは続けた。
「…………と、いう事は…… もう、男の人なんて信じられないーー!」
お互いの顔を見合わせてOryoとDymissは頷いた。
そして一言彼女にこう言ったのである。
「じゃぁRieponちゃ、私達の世界に…くる?」
と。
「Riepon、そっちは禁断の世界だぞーー!!」と必死に叫ぶ男達の声は、果たして彼女の耳に届いていたのだろうか……